ルーレットのシフト張り攻略法

熟練したディーラーは、狙った数目の範囲に球を入れることができます。
チップの張りが大きくなってきた頃、ディーラーはひっそりと張りが薄いところを狙ってきます。

それを逆手にとって、盤面の並び順に沿って球が落ちそうな場所に賭けていくことを「シフト張り」と言います。

どこに球が落ちるかを見切ることは一見難しそうに見えますが、これも練習次第でだんだん出来るようになってきます。

今回は、ルーレットの攻略法について紹介していきます。

ルーレットの盤面タイプ

ルーレットの盤面はヨーロピアン方式とアメリカン方式の2つがあります。ちなみに数字の並び目は両方とも同じです。

それぞれの違いは次のとおりです。

  • ヨーロピアン方式 : 0が1つだけ(ハウスエッジ:2.7%)
  • アメリカン方式 : 0、00の2つがある(ハウスエッジ:5.26%)

ヨーロピアン方式のほうがハウスエッジが低いため、基本的にヨーロピアン方式で勝負するようにします。フィリピンとマカオはヨーロピアン方式が多く、ラスベガスと韓国はアメリカン方式が多いです。

シフト張りを覚えよう!

ルーレット攻略の第一歩は、盤面上の玉が落ちそうな場所に素早くチップを賭けられるようになることです。
ディーラーが玉を投げ入れたら、「No more bet!」の声がかかるまでの短い間に球が落ちそうな場所を見極めて素早くチップを賭ける必要があります。

シフト張りは、ルーレット盤面を8分割してそれぞれの部分に対応した張り方を暗記します。

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たとえば、ヨーロピアン方式で0の周り5マスであれば、0・3・15・26・32です。

ただ、数字だけでは記憶することが難しいです。そこでベットした時のレイアウトを線でつないでカタチで認識します。

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このように、チップの張り方をカタチで認識することが記憶のコツです。

勝てる台選び

ルーレット台を良く見ると、ディーラーが投げた球が狙い通りに落ちやすい台、バラけてしまう台があります。

ディーラーの狙い通りにピタリと球が落ちる台は球が落ちる場所を予測しやすいので勝ちやすいです。逆にディーラーもどこに落ちるかわからない台だと、完全に運任せとなってしまうので利益を出すことは難しいでしょう。

そこで勝ちやすい台を探すため、ルーレットでは次のポイントをチェックしてみましょう。

盤面の回転速度

盤面の回転速度が遅い台ほど、狙った場所に球が落ちやすいです。

回転速度は、約2秒のあいだに目がピン何本分を移動したかで測ります。
2秒の測り方は少し早めの4拍子でリズムを取るとやりやすいでしょう。

おおよそ、2秒でピン3~4本分ほど回転する台が平均的です。

2秒で半周以上回る台はどこに球が落ちるかわからないので避けましょう。
また、回転が速すぎる台は球が落ちたときに勢いよく回転する盤面の仕切り版に弾かれて、球が上へ跳ね上がったりします。

逆に、2秒で移動するピンが2本以内であれば狙い目です。
こういう台は、大きなブレが無く狙った場所に球が落ちやすいです。

傾斜

ルーレット台は球が落ちる場所が偏らないよう水平に調整されています。
とはいえ完全に調整することは難しく、また狙いやすくするため意図的に傾けていることもあります。

傾斜のある台の見分け方は、投げ入れた球がどのピンに当たって落ちるかを数えてみましょう。
水平な台ではすべてのピンへ均等に玉が当たるはずですが、傾斜がある台は特定のピンに集中して球が当たっています。

また、ディーラーがルーレット台に手をかけている場合も狙い目です。
あまり水平に気を使っていない証拠であり、また手で押し下げる力が働いていることでルーレット台はディーラーの手前側へ傾いています。

仕切り板の高さ

数字と数字の間を仕切っている板の高さが高いほど、球が落ちた場所でそのまま止まりやすくなりますので狙い目です。
一方、仕切り板が低いと球が飛び越えてしまうため、球がランダムに流れてしまいます。

球の大きさ

球が小さいほど、相対的に仕切り板が高くなるため飛び越えることが難しくなります。
そのため球が落ちた場所でそのまま止まりやすくなって、狙いのブレが小さくなります。

台のクセ

球が流れるレールには微妙なデコボコや経年劣化によるキズがあり、球が失速する場所に偏りが生じます。
レールの状態は外からはわかりませんが、球が流れるときの音を聞くと引っかかるような異音がすることがあるので判断できます。

大金を賭けているプレイヤーの存在

大金をドカドカ賭けているプレイヤーがいると、ディーラーはそれをハズしにかかります。

最初に勝たせて後で回収するといった、そんな悠長なことは実際はありません。カジノは観光地である以上、勝ち逃げされたらそれまでです。そのため、ディーラーは全力で狩りに行きます。

そんなときは、逆張りがオススメです。

もしかしたら、ディーラーもこちらのやっていることに気づいているかもしれません。しかし、そんな些少なことよりも、目の前の金持ちから如何にかっぱぐかがディーラーの最優先事項です。

ディーラーがビッグプレイヤーを外しにかかるときは、狙いやすくするため盤面の回転がスローになります。
いつもより回転がゆっくりになったら逆張りのチャンス!

ルーレット盤面に隠された法則

ルーレットの数字はランダムに並んでいるように見えて法則があります。
そのため、ルーレット盤面の右側と左側のどちらに多く張られているかを一目で見て判断することができます。

ヨーロピアン方式

レイアウト全体を上半分(1〜18)と下半分(19〜36)の2つに分けたとき、上半分の黒と下半分の赤の数字は0を上側として盤面の右半分にあります。

逆に、上半分の赤と下半分の黒の数字は盤面の左半分にあります。

アメリカン方式

レイアウト全体を上から順番に9マスずつ4分割します。 (1〜9、10〜18、19〜27、28〜36)

分割したそれぞれのエリアについて、赤、黒、黒、赤の数字は0を上側として盤面の右半分にあります。
逆に黒、赤、赤、黒の数字は盤面の左半分にあります。

ディーラーは、この法則にしたがってチップがどちらに多く張られているかを見ています。そして、盤面の左右どちらかに張りが大きく偏ったとき、それを外そうと狙ってくるため逆張りのチャンスです。


シフト張りやピンに賭けることを覚えるとルーレットは途端に面白くなります。台のクセやディーラーの投げ方を見てピタリ的中させると爽快です。

ポーカーに飽きたら、ルーレットのシフト張りにチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。